Rick Owens

カリフォルニア生まれのRick Owensはパリを拠点とするデザイナーで、その画期的なコレクションから「闇の帝王」と呼ばれている。数え切れないほどのデザイナーに影響を与え、ゴシック的な美学とクチュールのような洗練さを融合させた彼は、現代において最も影響力のあるデザイナーの一人となった。オーティス・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインを中退したOwensは、ロサンゼルスのトレード・テクニカル・カレッジでパターン・カッティングのコースを受講。仕事が少なかったため、オーエンズはデザイナーズ・ウェアの違法コピーのパターン・カッティングの仕事を引き受けた。1994年、自身のレーベルを立ち上げ、LAで最もヒップで方向性のある小売店のひとつ、チャールズ・ギャレー（Charles Gallay）で独占販売した。2001年、デザイナーは国際的な展開を模索し、Eo Bocci Associatiと販売契約を結ぶ。その結果、デザイナーの生産拠点はイタリアに移った。パートナーでありミューズでもあるミシェル・ラミーとともに、クラシカルな影響にブルータリズムのデザインと禁欲的なトライバリズムを融合させたコレクションを構想している。